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ベランダ排水口から出てくる虫には浸透枡で対策を！
ベランダ排水口から出てくる虫には浸透枡で対策を！
ベランダの排水口から蚊やハエが飛んできたら、いくら屋外とはいえ嫌ですよね？ゴキブリの侵入経路として、ベランダからエアコンのドレンを通じて屋内に侵入するというのも良く聞く話です。
先日、「ベランダの排水溝ですが、ゴミが詰まっていたので、綺麗にしたら、下から虫が飛んで出てきて困っています。網目が細かいネットみたいな物を被せようかと思うのですが専用のものはありますか？対策を教えてください。」というお問い合わせをいただきました。ストレーナーに細かいネットを張ってしまうと、ゴミが邪魔して排水できなくなる事があります。虫を防ぐ根本は排水口ではなく別の場所にあります。本ブログでは、ベランダに出てくる虫を元から防ぐ方法について説明します。
目の細かいネットは張らないで
ベランダ排水口の虫対策として、上記のお問い合わせのように目の細かいネットを張ってしまいますと、今度は雨が降った際にベランダのゴミでネットを塞いでしまい、排水を妨げてしまう恐れがあります。排水口（ドレン）は水を流すために存在しているので、蓋をするような行為はやめましょう。
事件は排水口で起きてるんじゃない！
浸透枡で起きてるんだ！
確かに、排水口から虫が飛んできているかもしれませんが、虫の発生源は違うところにあります、排水口で虫を処理しようとしても、原因が違うところにあるので別のところに移動するだけです。実は虫の発生源のほとんどは、雨水が集まる浸透枡にあります。浸透枡とは、雨水排水を排出する枡の事をいいます。一般家庭の排水は、汚水排水・雑排水・雨水排水の３種類に大別することが出来ます。汚水排水は尿や便などトイレから排出される排水。雑排水とは、キッチンやお風呂、洗面所から排出される排水。雨水排水とは、屋根やベランダから排出する排水です。雨水排水は、比較的きれいな水を排出するため、他と違いそのまま地下に浸透排出したり、側溝に直接排出します。この浸透枡に常に水が溜まっている状態になっている事で、この枡の中に虫が増殖する原因となり、虫が湧いて出でくる事があります。
浸透枡に防虫剤を！
ですから、ベランダの虫対策は排水口周辺で行わず、浸透枡で行うのが有効です。浸透枡内に屋外用の防虫剤をつるす等すれば、全ての雨水排水に虫が行く事を防げます。また、浸透枡に出ている雨水排水パイプにトラップ（水が溜まる仕組み）を設ける事で虫以外にニオイの侵入も防ぐ事ができます。
ベランダに水が溜まってないですか？
最後に気を付け欲しのが、ベランダや屋外に水が溜まっていないか注意してみてください。意外とバケツや水が溜まる小物が置きっぱなしになっていたりすると虫が発生したり寄ってきたりする原因になります。1度チェックしてみてくださいね
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