FRP防水の検定試験についてはメーカーやFBKにお問い合わせください

 

 

「防水施工技能士の資格試験っていつ・どこで・どのような試験を行っているの？」と思われた方はいらっしゃいませんでしょうか？
前回のブログ「防水材料を仕入れるには防水メーカーの会員加入が必要です」
で
FRP防水の施工について安全で尚且つ知識・技術・経験を証明するものとして「FRP防水施工技能士」という資格について説明いたしましたところ
「FRP防水施工技能士の資格を取りたいと思い色々と調べています試験日など教えてください」
といったお問い合わせをいただきました。

本ブログでは、防水施工技能士の検定試験についての実施概要を調べる方法について説明いたします。

 

 

実施概要は防水材メーカーから入ってきます

防水施工技能試験の実施要項については、お勤めの会社が防水材メーカーの会員であれば、防水材メーカーから実施要項についての情報が届きます。一般的にはこの情報で受験する方がほとんどです。
ただし、今現在、防水材メーカーの会員になっていない会社に勤めている方や、防水材メーカーとの関わりの無い方については別の方法で実施要項や受験申し込みを行う必要があります。

 

 

受験するに当たり学歴か経験が必要です。

防水施工技能士を受験するためには
・工業系の高等学校を卒業した者
・工業系の大学を卒業した者
・３年以上防水施工技能士の基、防水施工の経験がある者

といった受験資格が必要です。
（級によって違います）

 

工業系の学校を卒業されていない方は、防水施工関係の会社で経験を積み、基礎を学ぶ事が必要です。

 

 

ＦＢＫ（FRP防水材工業会）の
ホームページからも調べられます

上記の資格は持っているものの、FRP防水材メーカーと関わりが無いのであればFBK（FRP防水材工業会）のホームページから情報を得る方法が有ります
FBK（FRP防水材工業会）のホームページはこちら
このFBKがFRP防水施工技能士の資格試験の取りまとめを行っています。

 

試験の内容は？

試験の内容は大きく分けて学科と実技に分けられます

過去の問題として
学科では
防水に関する知識や材料に関する知識、建物に関する知識や躯体に関する知識などについて問題が出されました
実技では
ベランダの１部分を想定した試験台に、実際にガラスマットのライニングを施すといった問題が出されました。
材料の計量、ガラスマットの切断、施工時間の管理といった実際に経験していないと難しい実技内容となっていました。

過去の防水施工技能士の試験問題については

防水技能検定合格へ向けて
防水施工技能検定試験 問題と解説（平成30年度版）（新樹社）

で販売されていますので参考にしてみてはいかがでしょうか？

 

FRP防水に限らす防水施工はしっかりとした知識、技術、経験を有する人が行う事で、防水の信頼を得る事ができます。資格を持った人がしっかりとしたFRP防水を行い雨漏れの無い施工を施す事で、「FRP防水は良い防水だ」ともっと認知される防水になる事を願います。

 

 

 

 

 

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