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バルコニーとベランダの違いは屋根の有無です
バルコニーとベランダの違いは屋根の有無です
「ベランダ」と「バルコニー」の違いってご存知ですか？
恥ずかしながら私も若い頃は
英語とイタリア語の違い？
「バルコニー」の方がおしゃれに聞こえる？
くらいにしか考えていませんでした。
しかし、建築業界に携わるようになって「ベランダ」と「バルコニー」の明確な違いを知る事ができました。
本ブログでは「ベランダ」と「バルコニー」の違いについて説明いたします。
「ベランダ」と「バルコニー」の違いは屋根の有無
一般的には「ベランダ」と呼ぶ事が多いかと思いますが、何が「バルコニー」と違うのかというと屋根が有るか無いかです。
戸建住宅において、屋根は部屋よりも張り出し、庇の役目を兼ねている大きさのものがほとんどなので、その庇の下にある２階以上で歩行可能な屋外の場所は「ベランダ」という事になります。分かりやすく言えば、少しぐらいの雨が降っても洗濯物を干したままで大丈夫なところは「ベランダ」。
雨が降ってきたら大慌てで洗濯物を取り込まなくてはいけないところは「バルコニー」です。
通常、屋根の庇の出幅は９０ｃｍくらいが標準的だと思いますので、庇以上に出幅がある事を考えると、「ベランダ」より「バルコニー」の方が広い場合が多いと考えられます。
バルコニーの例
ベランダの例
「バルコニー」と「ルーフバルコニー」の違い
バルコニーと似た用語でルーフバルコニーという用語を聞いた事はないでしょうか？ルーフバルコニーもバルコニーの１種ではありますが、何が違うかというと、バルコニー自体が、「屋根」（ルーフ）の役割をしているかどうかという事です。
ベランダやバルコニーは１階から張り出している場合がほとんどですが、したし、最近は防水材料・技術が進歩し、以前なら屋根にしていた１階屋根部分も、今は屋根の部分まで広くバルコニーにする事で、楽しく有効活用するケースが増えています。このようなバルコニーを「ルーフバルコニー」と呼んでいます。
以上が、「ベランダ」「バルコニー」「ルーフバルコニー」の違いの豆知識です。用語や記号などの豆知識を知っておくと、設計図を見たときに、少し余計に情報を得られたりして面白いのでお勧めです！
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